# 愛犬が震える危険なケースの見分け方や原因は？

> 犬の震えには生理的なものから病的なものまで様々な原因があります。

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- 公開日: 2025-08-05
- 最終更新日: 2026-06-09
- 執筆・編集: イヌラバ博士
- タグ: 感染症、神経・筋肉系の病気

犬の震えには生理的なものから病的なものまで様々な原因があります。

            緊急性が高い震えは中毒症状、低血糖、てんかん発作の前兆などです。

            見分け方は震えの持続時間、他の症状の有無、意識状態で判断します。

        

        
        
            愛犬がブルブルと震えているのを見て、「どうしたの？」と心配になったことはありませんか。
            私も動物病院で働いていた15年間、震える犬たちをたくさん診てきました。
            ある冬の朝、診察室に入ってきたチワワのモモちゃんが小刻みに震えていて…。
            実はその震え、単なる寒さではなく、別の原因が隠れていたのです。
        

        
        
            ## この記事で分かること

            犬が震える7つの主な原因と、それぞれの対処法を詳しく解説します。特に緊急性の高い震えの見分け方と、すぐに動物病院へ行くべきケースについて、実際の症例を交えながらお伝えします。

        

        ## 震えで緊急を要する危険なサイン

        
        
            ### ⚠️ すぐに動物病院へ！

            
                以下の症状が見られたら、様子を見ずに即座に受診してください：

                ・震えが30分以上続いている

                ・意識がもうろうとしている

                ・嘔吐や下痢を伴う

                ・呼吸が荒い、よだれが止まらない
            

        

        
            私が動物病院で働いていた時、最も記憶に残っているのは、ある土曜日の午後のことです。
            飼い主さんが「さっきまで元気だったのに急に震えだして…」と駆け込んできました。
            診察すると、その柴犬は低血糖を起こしていたのです。
        

        
            実のところ、震えには様々な原因があります。
            ただし、生理的な震えと病的な震えを見分けることが、愛犬の命を守る第一歩となるでしょう。
        

        ### 震えと痙攣（けいれん）の違いを理解する

        
            
                特徴
                震え
                痙攣
            
            
                意識状態
                はっきりしている
                もうろう・失神
            
            
                体の動き
                小刻みな振動
                激しい硬直・バタつき
            
            
                止められるか
                撫でると落ち着くことも
                自分では止められない
            
            
                緊急度
                原因による
                即座に受診必要
            
        

        
            ふと気づくと、愛犬の震え方がいつもと違う…そんな時は要注意です。
            獣医学論文によると、犬の全身性震えの原因として最も多いのは中毒症状と特発性振戦症候群だということが分かっています[1]。
        

        ## 寒さだけじゃない！犬が震える7つの理由

        ### 1. 寒さによる生理的な震え（シバリング）

        
            最も一般的な震えの原因は、やはり寒さです。
            これを医学的には「シバリング」と呼びます。
            筋肉を小刻みに動かすことで熱を産生し、体温を維持しようとする正常な反応なのです。
        

        
            とりわけ小型犬は体表面積が大きく、熱を失いやすいため震えやすいのです。
            私が診察したチワワやヨークシャーテリアの多くは、冬場になると震えて来院することがありました。
            犬の平熱は38度台ですが、高齢犬では37度台まで下がることも[4]。
        

        
            #### 寒さ対策のポイント

            ・室温を20〜25度に保つ

            ・お散歩時は洋服を着せる

            ・寝床に毛布を敷く

            ・急激な温度変化を避ける

        

        ### 2. 恐怖やストレスによる精神的な震え

        
            雷が鳴ると押し入れに隠れてガタガタ震える…そんな愛犬の姿を見たことがある飼い主さんも多いでしょう。
            恐怖や不安、ストレスも震えの大きな原因となります。
        

        
            さて、ここで私の失敗談を一つ。
            ある日、トリミングサロンから戻ったプードルが激しく震えていました。
            「寒いのかな？」と思い暖房を強くしたのですが、震えは止まりません。
            よくよく聞いてみると、初めてのトリマーさんで、シャンプー中に大きな音がしたとのこと。
        

        
            実は、ストレスによる震えは自律神経の働きによるもの。
            「大丈夫だよ」と優しく声をかけ、愛犬の好きなおもちゃで気を紛らわせると、次第に落ち着いてきました。
        

        ### 3. 興奮による震え（興奮性振戦）

        
            飼い主さんが帰宅した瞬間、しっぽを振りながら全身で震える愛犬。
            これは喜びのあまりの震えです。
            興奮による震えは、感情が外に現れたものという説があります[3]。
        

        
            まるで「嬉しすぎて体が勝手に動いちゃう！」といった感じでしょうか。
            このタイプの震えは危険ではなく、気持ちが落ち着けば自然に治まります。
        

        ### 4. 痛みによる震え

        
            #### 痛みによる震えの特徴

            
                - じっとして動かない

                - 触ると「キャン」と鳴く

                - 食欲がない

                - 呼吸が荒い

                - 耳や尻尾が下がっている

            

        

        
            椎間板ヘルニアは、特に胴長短足の犬種（ダックスフンド、コーギーなど）に多く見られます。
            私が担当したミニチュアダックスのコロちゃんは、ある朝突然震えだし、背中を丸めて動かなくなりました。
            診断の結果、椎間板ヘルニアでした。
        

        
            痛みによる震えは、体のどこかに異常があるサインです。
            震えだけでなく、歩き方がおかしい、段差を嫌がるなどの症状があれば、早めの受診をおすすめします。
        

        ### 5. 中毒症状による震え

        
            ### 犬に危険な食べ物・物質

            
                ・チョコレート（テオブロミン中毒）

                ・ぶどう・レーズン（急性腎不全）

                ・キシリトール（低血糖）

                ・玉ねぎ・ニンニク（溶血性貧血）

                ・殺虫剤・農薬
            

        

        
            誤食による中毒は、震えの中でも最も緊急性が高いケースです。
            獣医学研究によると、チョコレート中毒では震え、嘔吐、下痢、興奮などの症状が現れます[2]。
        

        
            忘れもしない、バレンタインデーの夜のことです。
            「チョコレートを食べちゃった！」と飼い主さんが血相を変えて駆け込んできました。
            ゴールデンレトリバーのマックスは、すでに震えが始まっていました。
            すぐに催吐処置を行い、点滴治療を開始。幸い大事には至りませんでしたが…。
        

        ### 6. 低血糖による震え

        
            特に小型犬の子犬や糖尿病の治療中の犬では、低血糖による震えに注意が必要です。
            血糖値が下がると、震え、ふらつき、意識障害などが起こります。
        

        
            ある時、生後3ヶ月のチワワが震えて来院しました。
            朝ごはんを食べずに遊んでいたら、急に震えだしたとのこと。
            血糖値を測ると、正常値の半分以下でした。
            ブドウ糖を投与すると、みるみる元気になりました。
        

        
            #### 低血糖の応急処置

            ・歯茎に蜂蜜やガムシロップを塗る

            ・意識がある場合は砂糖水を飲ませる

            ・すぐに動物病院へ連絡

        

        ### 7. 病気による震え

        
            てんかん、脳炎、腎不全、肝不全など、様々な病気が震えの原因となることがあります。
            特に高齢犬では、慢性疾患による震えに注意が必要です。
        

        
            とはいえ、病気による震えには必ず他の症状も伴います。
            食欲不振、嘔吐、下痢、多飲多尿などがあれば、基礎疾患を疑うべきでしょう。
        

        ## 年齢別に見る震えの特徴と対策

        ### 子犬の震え

        
            生後6ヶ月未満の子犬は、体温調節機能が未熟です。
            また、低血糖を起こしやすく、食事を抜くだけで震えることがあります。
            子犬の震えは、まず温めて、それでも改善しなければ低血糖を疑います。
        

        ### 成犬の震え

        
            成犬の震えは、環境要因（寒さ、ストレス）が多いですが、外傷や中毒の可能性も。
            普段と違う震えがあれば、まず誤食がないか確認しましょう。
        

        ### 高齢犬の震え

        
            高齢犬では筋力低下による震えが一般的です。
            特に後ろ足の震えは、加齢による筋肉量の減少が原因のことが多いです[4]。
            ただし、関節炎による痛みの可能性もあるため、獣医師の診察を受けることをおすすめします。
        

        ## 震えへの正しい対処法

        
            #### 震えを見つけたら確認すること

            
                - 震えの部位：全身か、一部分か

                - 持続時間：一時的か、継続的か

                - 他の症状：食欲、排泄、歩き方は正常か

                - 誘因：何かきっかけはあったか

                - 意識状態：呼びかけに反応するか

            

        

        
            震えを見つけたら、まずは落ち着いて観察することが大切です。
            スマートフォンで動画を撮影しておくと、獣医師への説明に役立ちます。
        

        ### 家庭でできる応急処置

        
            寒さが原因と思われる場合は、まず暖めることから始めます。
            毛布でくるんだり、エアコンの温度を上げたりしましょう。
            ただし、急激な温度変化は避けてください。
        

        
            ストレスが原因の場合は、静かな場所に移動させ、優しく声をかけます。
            「大丈夫だよ」という飼い主さんの声は、何よりの安心材料になるのです。
        

        ### 動物病院を受診すべきタイミング

        
            
                緊急度
                症状
                対応
            
            
                高
                意識障害、痙攣、中毒の疑い
                即座に受診
            
            
                中
                震えが1時間以上続く、他の症状あり
                当日中に受診
            
            
                低
                一時的な震え、原因が明確
                様子見、改善なければ受診
            
        

        ## 震えを予防するための日常ケア

        ### 環境を整える

        
            室温管理は震え予防の基本です。
            特に小型犬や高齢犬がいる家庭では、冬場は20度以上を保つようにしましょう。
            また、愛犬の寝床は暖かく、隙間風の入らない場所に設置します。
        

        ### 適切な運動と栄養管理

        
            筋力維持には適度な運動が欠かせません。
            特に後ろ足の筋肉を鍛えるため、緩やかな坂道の散歩がおすすめです。
            良質なタンパク質を含む食事も、筋肉量の維持に重要です。
        

        ### 定期健診の重要性

        
            震えの原因となる病気を早期発見するため、定期的な健康診断は欠かせません。
            成犬なら年1回、高齢犬なら半年に1回の健診をおすすめします[3]。
        

        ## よくある質問

        
            Q1. チワワがよく震えるのは病気ですか？
            チワワは体が小さく寒さに弱いため、他の犬種より震えやすい傾向があります。また、警戒心が強い性格から、ストレスで震えることも。ただし、震えが続く場合は念のため受診をおすすめします。

        

        
            Q2. 震えと痙攣の見分け方を教えてください
            震えは意識がはっきりしていて、撫でると落ち着くことがあります。一方、痙攣は意識がもうろうとし、体が硬直したり激しくバタついたりします。痙攣の場合は緊急受診が必要です。

        

        
            Q3. 老犬の後ろ足の震えは仕方ないですか？
            加齢による筋力低下は避けられませんが、適切な運動とケアで進行を遅らせることができます。関節炎の痛みが原因の場合もあるので、一度獣医師に相談することをおすすめします。

        

        
            Q4. 興奮して震える場合の対処法は？
            興奮による震えは危険ではありませんが、過度な興奮は心臓に負担をかけることも。落ち着かせるトレーニングや、興奮のきっかけを減らす工夫が大切です。

        

        
            Q5. 震えているときに温めても大丈夫？
            寒さが原因の震えなら温めることで改善します。ただし、発熱している場合は逆効果なので、まず体温を確認しましょう。平熱（38度台）なら温めても問題ありません。

        

        
            ## 飼い主の声

            
            
                「うちのトイプードルは雷が大の苦手で、ゴロゴロ鳴り始めるとすぐに震えだします。最初は心配でしたが、獣医さんに相談して安心できる場所を作ってあげたら、少し落ち着くようになりました。今では雷の日は一緒にクレートに入って過ごしています。」（東京都・Mさん）
            

            
                「12歳のラブラドールが最近よく震えるようになり、心配で病院へ。検査の結果、軽い関節炎でした。痛み止めと適度な運動で、今は震えもほとんどなくなりました。早めに気づいて良かったです。」（神奈川県・Tさん）
            
        

        
            ## 参考文献

            
                - Liatis T, et al. Generalized Tremors in Dogs: 198 Cases (2003–2023). Journal of Veterinary Internal Medicine. 2025;39(1). DOI: 10.1111/jvim.70062

                - Weingart C, Hartmann A, Kohn B. Chocolate Ingestion in Dogs: 156 Events (2015–2019). Journal of Small Animal Practice. 2021;62:979-983.

                - 犬が震える原因とは？病院に連れて行くべき症状を獣医師が解説. ペット保険のPS保険. 2023年7月4日. https://pshoken.co.jp/note_dog/dog_symptom/case019.html

                - 高齢犬の震えの原因とケア. ユニ・チャームペット. https://jp.unicharmpet.com/ja/web-magazine/dog-000053.html

            

        

        
        
            愛犬の震えには、様々な原因があることがお分かりいただけたでしょうか。
            大切なのは、日頃から愛犬の様子をよく観察し、「いつもと違う」に気づくこと。
            そして、迷ったら獣医師に相談することです。
        

        
            震えは愛犬からの大切なサイン。
            その意味を正しく理解し、適切に対処することで、愛犬との幸せな時間をより長く過ごせるはずです。
            あなたの愛犬が、今日も元気で過ごせますように。
        

        
            本記事はイヌラバ博士が編集した一般情報であり、個別の診断や治療に替わるものではありません。

            愛犬に異常が見られた場合は、必ず獣医師へご相談ください。

            当サイトおよび執筆者は、本記事の情報利用によって生じたいかなる損害についても一切の責任を負いかねます。

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本記事は一般的な情報提供であり、獣医師による診断・医療行為に代わるものではありません。急な悪化や強い異常がある場合は動物病院へ相談してください。
