# 愛犬の舌の裏側に膨らみができているときの内出血の可能性

> 犬の舌の裏側に血液がたまって膨らむ状態で、外傷や血液凝固異常が原因となることが多い。

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- 公開日: 2025-07-21
- 執筆・編集: イヌラバ博士
- タグ: 愛犬のケア・しつけ、腫瘍・がん

舌下血腫とは：犬の舌の裏側に血液がたまって膨らむ状態で、外傷や血液凝固異常が原因となることが多い。

            緊急性：呼吸困難や舌の腫れがある場合は、緊急受診が必要。

            治療法：原因により異なるが、基礎疾患の治療や外科的処置が必要な場合も。

        

        
            「愛犬の舌の裏側に、プニプニとした赤黒い膨らみができている」――そんな発見をして不安になっていませんか？今朝、ご飯を食べている愛犬の口元を見て異変に気づいた飼い主様も多いはず。15年間動物病院で様々な口腔疾患を見てきた私も、初めて舌下血腫を見たときは驚きました。深呼吸して、一緒に原因と対処法を考えていきましょう。
        

        ## 不安でたまらない！舌の裏の膨らみが示すサイン

        
        舌の裏側の膨らみ、それは内出血の可能性が高いです。でも慌てないで。

        
        2019年の秋、埼玉県のある動物救急センターで働いていた頃の話です。夜中の2時過ぎ、ゴールデンレトリバーのマックス（仮名・8歳）が飼い主様と駆け込んできました。「さっきから舌がおかしいんです！」

        
        確認すると、舌の下にゴルフボール大の赤紫色の腫れ物が。これが私が初めて遭遇した典型的な舌下血腫でした[1]。飼い主様は涙目で「がんですか？」と。違います、まずは落ち着いて状況を把握しましょう。

        
            ### ⚠️ 緊急受診が必要な症状

            • 舌が口の外に出たまま戻らない

            • 呼吸がゼーゼーと苦しそう

            • よだれが止まらず、血が混じっている

            • 舌全体が腫れて紫色になっている

        

        ## じわじわ広がる不安...舌下血腫という病気の正体

        舌下血腫（ぜっかけっしゅ）。

        
        難しい名前ですよね。簡単に言えば「舌の下に血がたまってできる血豆の親玉」みたいなもの。人間でも歯科手術後に起こることがあります[2]。

        さて、なぜこんなことが起きるのか？

        ### 血がたまる3つの主な原因

        1. 外傷によるもの

        実は一番多いのがこれ。硬いおもちゃを噛んだり、散歩中に枝をくわえたり。2021年に診た症例では、ビーグルのチョコちゃん（5歳）が庭で遊んでいた木の枝で舌の下を傷つけていました。

        飼い主様は「まさかそんなことで...」と驚かれますが、意外と多いんです。

        2. 血液凝固異常

        これがやっかい。血小板減少症や凝固因子の異常により、ちょっとした刺激で出血しやすくなります[3]。特に免疫介在性血小板減少症（IMT）は要注意。

        ある日突然、お腹にあざができたり、歯茎から出血したり。そんな症状があれば血液検査は必須です。

        3. 腫瘍や唾液腺の問題

        頻度は低いものの、口腔内腫瘍が原因となることも[4]。また、舌下腺の炎症や唾液腺嚢胞が血腫のように見えることもあります。

        ## ドキドキが止まらない検査の時間

        診断には段階があります。

        まず視診と触診。獣医師は優しく口を開けて、腫れの位置、大きさ、硬さを確認します。「痛がるかもしれませんが、少しだけ我慢してね」――私がいつも飼い主様にお伝えする言葉です。

        ### 必要な検査とその意味

        血液検査：血小板数の確認は最重要。正常値は20～50万/μlですが、5万以下だと出血リスクが高まります[5]。

        とはいえ、数値だけじゃわからない。

        画像検査：レントゲンやエコーで腫瘍との鑑別を行います。2020年の症例では、一見血腫に見えた腫れが実は唾液腺嚢胞だったことも。

        細胞診：針を刺して細胞を採取。「えっ、針を刺すの？」と心配される飼い主様も多いですが、診断には欠かせません。

        ## 希望の光！治療法は原因次第

        治療法は原因により大きく異なります。でも安心してください、多くの場合は適切な治療で改善します。

        ### 外傷性血腫の場合

        小さな血腫なら経過観察で自然吸収されることも。

        
        ただし！大きな血腫や呼吸に影響がある場合は外科的な処置が必要です。マックスの場合も、結局は血腫の穿刺吸引を行いました。「プシュッ」という音とともに赤黒い血液が抜けていく様子に、飼い主様は顔をしかめていましたが...。

        ### 血液凝固異常が原因の場合

        基礎疾患の治療が最優先。

        
        免疫介在性血小板減少症なら、ステロイドや免疫抑制剤での治療が必要です[6]。「薬を飲ませ続けるのは心配」という声もよく聞きます。でも、適切な管理下では多くの子が普通の生活を送れるようになります。

        実際、2022年に診たマルチーズのモモちゃん（7歳）は、IMTによる舌下出血でしたが、現在は投薬を続けながら元気に過ごしています。

        ## 明日への希望を胸に

        舌の裏の膨らみを見つけたとき、不安でいっぱいになるのは当然です。

        
        でも、早期発見・早期治療で多くの場合は良好な経過をたどります。15年間の経験から言えるのは、「飼い主様の観察力が愛犬を救う」ということ。

        毎日の歯磨きタイムを活用して、口の中をチェックする習慣をつけましょう。そして少しでも異常を感じたら、遠慮なく動物病院へ。

        あなたの愛犬が、これからも美味しくご飯を食べて、楽しく遊べる日々が続きますように。一緒に頑張りましょうね。

        ## よくある質問（FAQ）

        
            舌下血腫は自然に治りますか？
            小さな血腫で原因が軽度の外傷なら、2～3週間で自然吸収されることもあります。ただし、大きさや原因によっては治療が必要です。獣医師の診断を受けることをお勧めします。

        

        
            血腫と腫瘍の見分け方はありますか？
            見た目だけでは判断が難しいです。血腫は比較的柔らかく、波動感（液体が入っている感触）がありますが、確定診断には細胞診や画像検査が必要です。

        

        
            予防する方法はありますか？
            硬すぎるおもちゃや骨を避ける、定期的な血液検査で健康状態を把握する、口腔内の定期チェックを行うことが大切です。

        

        
            治療費はどのくらいかかりますか？
            原因や治療内容により大きく異なりますが、血液検査と診察で1～2万円、外科的処置が必要な場合は5～10万円程度が目安です。ペット保険の適用も確認しましょう。

        

        
            再発することはありますか？
            外傷性の場合は原因を除去すれば再発は稀です。ただし、血液疾患が原因の場合は、基礎疾患の管理が重要で、定期的な検査が必要になります。

        

        
            ## 飼い主様の声

            
            
                「うちのラブラドールが舌の下に大きな腫れ物ができて、本当にパニックになりました。でも先生が『血腫ですね、大丈夫ですよ』と言ってくださって。処置後は普通にご飯も食べられるようになり、今では何事もなかったかのように元気です。早めに病院に行って本当によかった」（東京都・Kさん）
            

            
                「血小板減少症が原因だったなんて思いもしませんでした。舌の血腫がきっかけで病気が見つかり、今は投薬治療を続けています。最初は不安でしたが、3ヶ月経った今、数値も安定して普通の生活ができています。観察の大切さを実感しました」（神奈川県・Tさん）
            
        

        
            ## 参考文献

            
                - Diagnosis and successful treatment of a caudal lingual abscess in a geriatric dog. Front Vet Sci. PMC. Available at: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC1914323/

                - Sublingual Hematoma: Care Instructions. Alberta Health Services. Available at: https://myhealth.alberta.ca/health/AfterCareInformation/pages/conditions.aspx?hwid=zp4209

                - 播種性（はしゅせい）血管内凝固症候群（DIC）＜犬＞. みんなのどうぶつ病気大百科. Available at: https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1011

                - 口腔腫瘍｜ペット保険のFPC. Available at: https://www.fpc-pet.co.jp/dog/disease/110

                - 犬の血小板減少症の症状と原因、治療法について. ペット保険のPS保険. Available at: https://pshoken.co.jp/note_dog/disease_dog/case114.html

                - 免疫介在性血小板減少症（IMTP）＜犬＞. みんなのどうぶつ病気大百科. Available at: https://www.anicom-sompo.co.jp/doubutsu_pedia/node/1012

            

        

        
            本記事はイヌラバ博士が編集した一般情報であり、個別の診断や治療に替わるものではありません。

            愛犬に異常が見られた場合は、必ず獣医師へご相談ください。

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本記事は一般的な情報提供であり、獣医師による診断・医療行為に代わるものではありません。急な悪化や強い異常がある場合は動物病院へ相談してください。
