# 犬が散歩後に体を左右に何度もねじるようになったら？

> 犬が散歩後に体を左右に何度もねじるようになったらについて、考えられる原因や背景、家庭でのケアと受診を検討する目安をイヌラバ博士がわかりやすく解説します。

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- 公開日: 2025-05-28
- 最終更新日: 2025-07-07
- 執筆・編集: イヌラバ博士
- タグ: 愛犬のケア・しつけ

犬が散歩後に体を左右にねじる主な原因：

            1. 皮膚の痒みや不快感（アトピー性皮膚炎、ノミ・ダニなど）

            2. 運動後の筋肉疲労や違和感

            3. 神経系の問題（変性性脊髄症など）

            4. ストレス反応

            頻繁に続く場合は早めの動物病院受診を推奨

        

        
        散歩から帰ってきた愛犬が、くるくると体を左右にねじる姿。最初は「気持ちよさそうだな」と微笑ましく見守っていたけれど、最近その頻度が増えてきて心配になっていませんか？私が動物病院で15年間アシスタントとして働いていた頃、2019年の夏に出会ったゴールデンレトリバーのハナちゃんも同じような症状で来院しました。

        
        ## 心配すべき？体をねじる行動の見極め方

        
        正常な伸び行動と異常な行動の境界線は、実は意外と明確です。健康な犬の場合、散歩後に1〜2回程度、気持ちよさそうに背中を伸ばすようにねじるのは自然な行動。ところが、5回以上繰り返したり、苦しそうな表情を浮かべていたりする場合は、何らかの不快感のサインかもしれません。

        さて、2018年にある柴犬の飼い主さんから相談を受けた時のこと。「うちの子、最近散歩から帰るたびに、まるでフラダンスを踊るみたいに腰をくねらせるんです」と。実際に動画を見せてもらうと、確かに左右交互に体をねじる動作を10回以上も繰り返していました。診察の結果、軽度のアトピー性皮膚炎による痒みが原因でした。

        
            ### ⚠️ 緊急性の高いサイン

            ・体をねじりながら鳴き声をあげる

            ・特定の部位を執拗に舐める

            ・歩行時にふらつきがある

            ・食欲不振や元気消失を伴う

        

        ## 痒みが引き起こす「ねじりダンス」の真実

        皮膚トラブルによる体のねじり行動は、実は犬の痒み対処法の一つです。人間が背中が痒い時に壁に擦り付けるように、犬も体をねじることで痒い部分に刺激を与えようとします。ただし、爪で直接掻けない背中や腰回りの痒みは、この独特な動きで紛らわせようとするのです。

        酪農学園大学の研究によると、犬の副交感神経活性は散歩後に上昇することが確認されています[1]。つまり、リラックス状態になるはずの散歩後に異常な行動が見られる場合、それは身体的な不快感を示している可能性が高いのです。ちなみに、アトピー性皮膚炎は柴犬、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、シーズー、フレンチ・ブルドッグなどで多く見られます。

        ### 見逃しがちな皮膚症状のチェックポイント

        
        体をねじる前後に、以下の部位を重点的に観察してください。多くの飼い主さんが見落としがちなのが、実は脇の下や内股の赤み。2020年の春、ミニチュアダックスフンドのマロンちゃんの飼い主さんも「背中ばかり見ていて、脇の下の炎症に気づかなかった」と話していました。

        
            #### 皮膚チェックの重要ポイント

            
                - 耳の内側の赤みや臭い

                - 足の指の間の赤みや腫れ

                - お腹や内股の発疹

                - 背中や腰回りのフケ

                - 尻尾の付け根の脱毛

            

        

        ## 運動器系の違和感から生まれる不思議な動き

        筋肉の疲労や関節の違和感も、体をねじる行動の大きな要因となります。特に高齢犬や、普段より長い距離を歩いた後に見られることが多いです。人間でいうところの「腰が重い」「背中がこった」という感覚を、犬なりの方法で解消しようとしているのかもしれません。

        興味深いことに、散歩の強度と体をねじる頻度には相関があることが、私の経験上明らかになっています。2021年の記録を見返すと、坂道の多いコースを歩いた日ほど、帰宅後の「ねじり行動」が増える傾向がありました。とはいえ、これが必ずしも悪いことではありません。適度な運動後のストレッチ行動として、健康的な反応の場合もあるのです。

        ## 恐るべき神経疾患の初期サイン

        最も注意すべきは、変性性脊髄症（DM）などの神経疾患の可能性です。岐阜大学動物病院の報告によると、ウェルシュ・コーギーに多く見られるこの病気は、初期段階で後肢の軽い運動失調から始まります[2]。体をねじる行動は、この違和感を補正しようとする代償動作の可能性があります。

        実のところ、2017年に診た8歳のコーギー、タロウくんのケースが今でも忘れられません。最初は「散歩後によく伸びをする」程度の相談でしたが、詳しく観察すると、左後肢をわずかに引きずるような歩き方をしていました。MRI検査の結果、初期のDMと診断されました。早期発見により、適切なリハビリテーションを開始でき、進行を遅らせることができました。

        ## ストレスが生み出す奇妙な行動パターン

        心理的なストレスも、体をねじる行動の隠れた原因となることがあります。大阪府立大学の島村俊介准教授の研究では、犬のストレス状態が心拍変動から測定できることが示されています[3]。散歩中に他の犬とのトラブルがあった、大きな音に驚いた、などのストレス要因が、帰宅後の異常行動として現れることがあるのです。

        ふと思い出すのは、2022年の花火大会シーズンのこと。普段は落ち着いているビーグルのポチくんが、花火の音が聞こえた散歩の後、激しく体をねじる行動を見せました。これは明らかにストレス反応でした。飼い主さんと相談し、散歩時間を調整することで改善しました。

        ## 今すぐできる対処法と観察のコツ

        まずは冷静に観察し、記録を取ることから始めましょう。スマートフォンで動画を撮影しておくと、獣医師への説明が格段に楽になります。私がよく飼い主さんにお勧めしていたのは、「ねじり日記」の作成です。

        
            #### 記録すべき項目

            
                - 散歩の時間帯と天候

                - 歩いた距離とコース

                - 体をねじる回数と持続時間

                - その他の気になる行動

                - 食欲や排泄の状態

            

        

        それでも、2週間以上同じ症状が続く場合は、迷わず動物病院を受診してください。早期発見・早期治療が、愛犬の生活の質を大きく左右します。

        ## 飼い主さんの声

        
            
                「最初は可愛い仕草だと思っていましたが、獣医さんに相談して良かったです。軽度のアレルギー性皮膚炎が見つかり、薬用シャンプーで改善しました。今では散歩後も穏やかに休んでいます。」（東京都・Aさん・トイプードル5歳）
            
            
                「うちの子は関節の違和感が原因でした。サプリメントと適度な運動で、今ではほとんど症状が出なくなりました。早めに気づけて本当に良かったです。」（神奈川県・Bさん・ラブラドール8歳）
            
        

        ## よくある質問

        
            Q1. 体をねじる行動は年齢と関係ありますか？
            はい、関係があります。若い犬では皮膚トラブルやストレスが原因となることが多く、高齢犬では関節疾患や神経系の問題が原因となることが増えます。ただし、どの年齢でも様々な原因が考えられるため、症状が続く場合は獣医師の診察を受けることが大切です。

        
        
        
            Q2. 季節によって症状が変わることはありますか？
            はい、季節性があることが多いです。春から夏にかけては花粉やノミ・ダニによるアレルギー症状が増え、冬は乾燥による皮膚トラブルが多くなります。また、気温の変化により関節の違和感を訴える犬も増える傾向があります。

        
        
        
            Q3. 自宅でできる予防法はありますか？
            定期的なブラッシングで皮膚の状態をチェックし、適切なシャンプーで清潔を保つことが大切です。また、散歩コースを変えたり、運動量を調整したりすることも有効です。室内の湿度管理（40-60%）も皮膚トラブルの予防に役立ちます。

        
        
        
            Q4. どのタイミングで病院に行くべきですか？
            体をねじる行動が1日10回以上、または2週間以上続く場合は受診をお勧めします。また、食欲不振、元気消失、歩行異常、激しい痒みなどの症状を伴う場合は、すぐに動物病院を受診してください。

        
        
        
            Q5. 検査にはどのようなものがありますか？
            まず視診と触診から始まり、必要に応じて皮膚検査（スクラッチテスト）、血液検査、アレルギー検査などを行います。神経疾患が疑われる場合は、神経学的検査やMRI検査が必要になることもあります。費用は症状や検査内容により異なりますが、初診時は5,000〜15,000円程度を目安にしてください。

        

        
        
            ## 参考文献

            
                - 本岡正彦ほか. 犬と散歩するとストレスが和らぐ！副交感神経が活性化. MedWave Back Number. 酪農学園大学獣医学部獣医学科. URL: https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/hotnews/archives/376758.html

                - 岐阜大学動物病院神経科. ウェルシュ・コーギーの変性性脊髄症 Degenerative Myelopathy(DM)in Welsh Corgi. 岐阜大学動物病院. URL: https://www.animalhospital.gifu-u.ac.jp/neurology/medical/spine_dm.html

                - 島村俊介. 犬のストレス、心拍で分かる 大阪府立大が手法開発. 日本経済新聞. 2017年2月18日. URL: https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG18H16_Y7A210C1000000/

                - Ziv, G. (2017). The effects of using aversive training methods in dogs—A review. Journal of Veterinary Behavior, 19, 50-60. DOI: 10.1016/j.jveb.2017.02.004

            

        

        
        
            本記事はイヌラバ博士が編集した一般情報であり、個別の診断や治療に替わるものではありません。

            愛犬に異常が見られた場合は、必ず獣医師へご相談ください。

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本記事は一般的な情報提供であり、獣医師による診断・医療行為に代わるものではありません。急な悪化や強い異常がある場合は動物病院へ相談してください。
