# 犬がトイレを失敗する原因とは？よくある理由と対策・しつけ方法を徹底解説【年齢・環境・病気の可能性も】

> 犬がトイレを失敗する原因とは？よくある理由と対策・しつけ方法を徹底解説【年齢・環境・病気の可能性も】について、考えられる原因や背景、家庭でのケアと受診を検討する目安をイヌラバ博士がわかりやすく解説します。

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- 公開日: 2025-08-06
- 最終更新日: 2026-06-09
- 執筆・編集: イヌラバ博士
- タグ: 行動学、トイレ問題

愛犬のトイレの失敗でお悩みですか？

            15年間動物病院で見てきた経験から、トイレの失敗の8割以上は「しつけの問題」ではなく「環境」や「健康状態」が原因です。

            特に「急にトイレを失敗するようになった」場合は、病気のサインかもしれません。すぐに獣医師の診察を受けることをお勧めします。

        

        「また失敗してる…」朝起きて、リビングに漂うあの独特の臭い。愛犬を見ると申し訳なさそうな顔。私も動物病院で働き始めた頃、同じような飼い主さんの悩みを毎日のように聞いていました。でも実は、トイレの失敗には必ず理由があるんです。

        
            ## この記事でわかること

            
                - 犬がトイレを失敗する本当の原因（年齢別・環境要因・病気）

                - 今すぐできる効果的な対策方法

                - 成功率を上げるトイレトレーニングのコツ

                - 病院へ行くべきタイミングの見極め方

            

        

        ## なぜ愛犬は急にトイレを失敗するようになったのか

        
        突然のトイレの失敗には、必ず原因があります。動物病院で15年間、さまざまな症例を見てきた経験から言えるのは、「しつけが悪い」で片付けてはいけないということ。実際、2019年に診察した柴犬のタロウくん（仮名・7歳）は、急にトイレを失敗するようになり、飼い主さんは「老化かな」と思っていましたが、実は[1]膀胱炎が原因でした。

        とはいえ、年齢によって失敗の原因は大きく異なります。子犬なのか、成犬なのか、それとも高齢犬なのか。ふと思い返せば、病院で働いていた頃、「うちの子だけ？」と不安そうに相談される飼い主さんがとても多かったです。

        ### 子犬（生後6ヶ月まで）の失敗パターン

        
        まず子犬の場合、そもそもトイレトレーニングが完了していないケースがほとんどです。[2]一般的に、子犬のトイレトレーニングには3日から1週間程度かかるとされていますが、実際にはもっと時間がかかることも珍しくありません。

        生後3ヶ月のトイプードルの飼い主さんから「もう1ヶ月もトレーニングしているのに…」という相談を受けたことがあります。しかし詳しく聞いてみると、トイレシートが小さすぎたんです。子犬は排泄前にくるくる回る習性があるため、体の2〜3倍の大きさのトイレシートが必要だったのです。

        
            #### 子犬のトイレ失敗チェックリスト

            
                - トイレシートのサイズは適切か（体の2〜3倍）

                - トイレの場所は静かで落ち着ける場所か

                - 排泄のタイミングを把握しているか（食後、寝起き、遊んだ後）

                - 成功したときに褒めているか

            

        

        ### 成犬（7ヶ月〜7歳）の突然の失敗

        成犬が急にトイレを失敗し始めたら、まず疑うべきは病気です。なかでも膀胱炎や尿路結石は非常に多く、私が勤務していた病院でも毎週のように診察していました。ある日、5歳のミニチュアダックスフンドが「最近トイレをあちこちでするようになった」と来院。尿検査をしたところ、[3]ストルバイト結晶が見つかりました。

        それでも、病気以外の原因もあります。引っ越しや家族構成の変化、新しいペットの迎え入れなど、環境の変化によるストレスが原因となることも。実のところ、2018年の春に診察したゴールデンレトリバーは、飼い主さんの出産後にトイレの失敗が増えました。赤ちゃんに嫉妬していたのでしょうか。

        ### 高齢犬（8歳以上）の認知機能の低下

        さて、高齢犬の場合は話が変わってきます。[4]日本の調査によると、8歳以上の犬の21％が認知症の疑いがあり、52％が予備軍という報告があります。私が担当していた13歳の柴犬は、トイレの場所がわからなくなり、部屋の隅でくるくる回ってから排泄するようになりました。

        ただし、認知症だけでなく、関節の痛みでトイレまで間に合わない、視力の低下でトイレの場所がわからないなど、身体的な問題も考慮する必要があります。

        
            ### ⚠️ こんな症状があったらすぐ病院へ

            ・頻繁にトイレに行くが少量しか出ない

            ・排尿時に痛そうにする、鳴く

            ・尿に血が混じっている

            ・1日以上排尿していない

        

        ## 環境の変化がもたらす意外な影響

        実は、トイレの失敗の原因として見落としがちなのが「環境の変化」です。2020年の在宅勤務が増えた時期、「急にトイレを失敗するようになった」という相談が急増しました。飼い主さんが常に家にいることで、犬の生活リズムが崩れてしまったのです。

        ### トイレ環境の問題点

        まず、トイレが汚れていると、犬は別の場所で排泄することがあります。きれい好きな犬は特にこの傾向が強く、私が知っているシェットランドシープドッグは、トイレシートに1回でも排泄があると、次は絶対にそこでしなくなりました。

        また、トイレの場所も重要です。人の往来が多い場所、騒音がする場所、寒すぎる・暑すぎる場所では、落ち着いて排泄できません。ある飼い主さんは、「掃除しやすいから」と洗面所にトイレを設置していましたが、洗濯機の音に驚いて以来、その場所を避けるようになったそうです。

        ### マーキング行動との違い

        ところで、オス犬の場合、トイレの失敗なのかマーキングなのか判断が難しいことがあります。去勢をしていない成犬の場合、縄張り意識からマーキングをすることがあり、これは「失敗」とは異なります。マーキングは少量を複数箇所にする、壁や家具の脚などの垂直面にすることが多いという特徴があります。

        ## 効果的なトイレトレーニングの実践方法

        トイレトレーニングの成功の鍵は「失敗させない環境づくり」です。多くの飼い主さんが「叱らない」ことは知っていますが、それだけでは不十分。積極的に成功体験を増やすことが重要なのです。

        ### 基本のトレーニングステップ

        私が病院で飼い主さんに指導していた方法は、まずトイレの成功率を上げることから始めます。最初はケージ全体にトイレシートを敷き、どこで排泄しても「成功」になるようにします。そして徐々にシートの枚数を減らしていく。この方法なら、失敗する確率が格段に減ります。

        実際のトレーニング手順：

        
            - 排泄のタイミング（寝起き、食後、遊んだ後）を把握する

            - そのタイミングでトイレに誘導する

            - 排泄したらすぐに褒める（3秒以内が理想）

            - トイレから出して遊ぶ時間を作る

        

        重要なのは、トイレで排泄したらすぐに褒めること。のんびりしていると、犬は何を褒められているのかわからなくなります。

        ### 成犬の再トレーニング

        成犬の再トレーニングは、子犬より時間がかかりますが、不可能ではありません。2017年に相談を受けた8歳のビーグルは、引っ越しを機にトイレを失敗するようになりましたが、2週間の集中トレーニングで改善しました。

        ポイントは、「トイレ日記」をつけること。いつ、どこで、どんな状況で排泄したかを記録すると、パターンが見えてきます。このビーグルの場合、午後3時頃と夜9時頃に失敗が多いことがわかり、その時間帯に重点的にトイレに誘導することで成功率が上がりました。

        
            #### トイレ日記の記録項目

            
                - 時刻

                - 場所（成功/失敗）

                - 排泄前の行動（くるくる回る、においを嗅ぐなど）

                - 排泄量（多い/普通/少ない）

                - その他気づいたこと

            

        

        ## 病気が原因の場合の対処法

        トイレの失敗が病気によるものだった場合、トレーニングだけでは解決しません。早期発見・早期治療が何より大切です。

        ### 膀胱炎・尿路結石の場合

        [5]犬の膀胱炎は細菌感染によるものが多く、抗生物質の投与で改善することがほとんどです。しかし、結石を伴う場合は食事療法も必要になります。私が見てきた症例では、療法食に切り替えてから2〜3週間で症状が改善するケースが多かったです。

        予防のためには：

        
            - 水分摂取量を増やす（ドライフードにお湯をかける、ウェットフードを混ぜるなど）

            - トイレを我慢させない（散歩の回数を増やす）

            - 定期的な尿検査（年1〜2回）

        

        ### 認知症の場合

        認知症によるトイレの失敗は、完全に防ぐことは難しいですが、進行を遅らせることは可能です。[6]アメリカの研究では、11〜12歳の犬の28％、15〜16歳の犬の68％に認知症の症状が見られたという報告があります。

        対策としては：

        
            - トイレの数を増やす（家の複数箇所に設置）

            - 夜間用の照明をつける

            - 滑りにくいマットを敷く

            - 必要に応じてオムツの使用を検討

        

        ## 飼い主さんの心構えと対処法

        トイレの失敗が続くと、飼い主さんもストレスを感じます。私も病院で、涙ながらに相談される飼い主さんを何人も見てきました。でも、決してあきらめないでください。

        ### 失敗したときの対処法

        まず、失敗を見つけても決して叱らないこと。犬は「排泄すること自体が悪い」と勘違いし、隠れて排泄するようになることがあります。2019年に相談を受けたチワワは、飼い主さんの見ていないところでこっそり排泄するようになっていました。

        失敗したときは：

        
            - 無言で片付ける

            - 消臭剤でしっかりにおいを消す

            - 次の成功のチャンスを作る

        

        ### 家族全員での協力体制

        トイレトレーニングは家族全員の協力が不可欠です。誰か一人でも違う対応をすると、犬は混乱してしまいます。ある家庭では、お父さんだけが失敗を叱っていたため、お父さんがいるときだけトイレを我慢するようになってしまいました。

        ## まとめ：愛犬に合った解決策を見つけよう

        15年間動物病院で働いて実感したのは、トイレの問題に「これが正解」という万能の解決策はないということ。でも、必ず原因があり、その原因に応じた対策があります。

        まずは愛犬の年齢、健康状態、環境の変化を振り返ってみてください。そして、少しでも気になることがあれば、恥ずかしがらずに獣医師に相談を。トイレの失敗は、愛犬からの大切なメッセージかもしれません。

        最後に、トイレトレーニングは根気のいる作業です。でも、愛犬との信頼関係を深める大切な時間でもあります。焦らず、愛情を持って接していれば、必ず改善の道は見つかります。

        ## よくある質問（FAQ）

        
            Q1. 子犬のトイレトレーニングはいつから始めるべきですか？
            A. 家に迎えたその日から始めましょう。生後2〜3ヶ月の子犬でも、適切な方法でトレーニングすれば1週間程度で基本的なトイレの場所を覚えることができます。早く始めるほど、成功体験を積み重ねやすくなります。

        

        
            Q2. 外でしかトイレをしない犬を室内でもできるようにする方法は？
            A. 段階的に慣らしていく必要があります。まず、散歩中に排泄したペットシーツを持ち帰り、室内のトイレに置きます。においで誘導しながら、徐々に室内でも排泄できるよう促します。成功したら必ず褒めることを忘れずに。

        

        
            Q3. マーキングと普通の排泄の見分け方は？
            A. マーキングは少量を複数箇所に、主に垂直面（壁、家具の脚など）にします。一方、普通の排泄は一度に多量を水平面で行います。去勢していないオス犬に多く見られ、縄張り意識や発情が原因となることが多いです。

        

        
            Q4. 高齢犬のトイレの失敗にはどう対処すればいいですか？
            A. まず獣医師の診察を受け、病気がないか確認しましょう。認知症や関節の問題が原因の場合は、トイレの数を増やす、ペットシーツを広範囲に敷く、必要に応じてオムツを使用するなどの対策があります。叱らず、優しく対応することが大切です。

        

        
            Q5. トイレトレーニング中の消臭対策はどうすればいいですか？
            A. ペット専用の消臭剤を使用し、においを完全に消すことが重要です。においが残っていると、同じ場所で繰り返し排泄してしまいます。酵素系の消臭剤が効果的で、アンモニア臭を分解してくれます。

        

        
            ## 飼い主さんの声

            
            
                「7歳のトイプードルが急にトイレを失敗するようになり、最初は老化かと思っていました。でも、イヌラバ博士の記事を読んで病院へ行ったところ、膀胱炎だとわかりました。治療後は以前のようにちゃんとトイレでできるようになり、本当に安心しました。」（東京都・40代女性）
            

            
                「引っ越し後、愛犬がトイレを失敗するようになって困っていました。環境の変化が原因だったんですね。トイレ日記をつけてパターンを把握し、新しい家でのトイレトレーニングを根気よく続けたところ、2週間ほどで改善しました。あきらめなくてよかったです。」（神奈川県・30代男性）
            
        

        
            ## 参考文献

            
                - 森田動物医療センター（2022）「膀胱炎と尿路結石症について」https://www.animal-hospital.jp/blog/372

                - Schum TR, et al. (2002) Sequential acquisition of toilet-training skills: a descriptive study of gender and age differences in normal children. Pediatrics. 109(3):E48. PMID: 11875176

                - 栃木県獣医師会「犬の尿結石について」https://www.tochigi-vet.or.jp/other/pet/pet_01_08.html

                - 入交眞巳（2016）「高齢犬20%が認知症疑い 半数が予備軍」日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG02H0V_S6A101C1000000/

                - アニコム損保（2024）「犬の膀胱炎｜症状や原因、予防法をご紹介！」https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/2693.html

                - Law E, et al. (2016) Toilet School for Children with Failure to Toilet Train: Comparing a Group Therapy Model with Individual Treatment. J Dev Behav Pediatr. 37(3):223-30. PMID: 26950340

            

            
            
                その他の参考資料
                
                    - 日本動物医療センター（2025）「ご存知ですか？犬の認知症」https://jamc.co.jp/dog_colum/846/

                    - Largo RH, et al. (1996) Does a profound change in toilet-training affect development of bowel and bladder control? Dev Med Child Neurol. 38(12):1106-16. PMID: 8973296

                    - Simon TP, et al. (2012) Effectiveness of a modified rapid toilet training workshop for parents of children with developmental disabilities. Res Dev Disabil. 33(3):933-43. PMID: 22285731

                    - いぬのきもちWEB MAGAZINE（2021）「犬の認知症 なりやすい犬種や発症年齢を知っておこう」

                

            
        

        
            本記事はイヌラバ博士が編集した一般情報であり、個別の診断や治療に替わるものではありません。

            愛犬に異常が見られた場合は、必ず獣医師へご相談ください。

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本記事は一般的な情報提供であり、獣医師による診断・医療行為に代わるものではありません。急な悪化や強い異常がある場合は動物病院へ相談してください。
