# 犬がうんち後にお尻歩きをする時の原因と受診目安

> 犬がうんち後にお尻歩きをする時は、肛門腺、便の残り、寄生虫、皮膚炎を順に確認します。何度も床にこする、赤みや痛み、下痢、強いにおいがある時の洗い方、観察メモ、受診目安、家庭で避けたい対応、再発を防ぐ日常ケア、病院へ伝えるポイントを具体的に解説します。

- 正規URL: https://inulova.com/post/dog-poop-scoot
- 公開日: 2026-07-01
- 執筆・編集: イヌラバ博士
- タグ: 下痢、消化器の病気、愛犬のケア・しつけ

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<p><strong>結論：</strong>犬がうんち後にお尻歩きをする時は、便の残りだけでなく肛門腺、寄生虫、皮膚炎、下痢後のただれを順に見ます。</p>
<p><strong>結論：</strong>一度だけならぬるま湯で周辺を洗い、赤み、腫れ、強いにおい、血、痛がる様子がないかを観察します。</p>
<p><strong>結論：</strong>何度も床にこする、鳴く、肛門周りが腫れる、下痢や嘔吐を伴う場合は、早めに動物病院へ相談してください。</p>
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<div class="lead">うんちのあと、犬が床にお尻をずりずり。見た瞬間は少し笑ってしまっても、続くと心配になります。動物病院にいたころ、東京都の7歳のミニチュアダックス「ココ」が待合室のマットで同じ動きをして、肛門腺の張りが見つかったことがありました。まずは汚れか、違和感かを分けて見ましょう。</div>

<h2>うんち後だけなら、便の残りと皮膚の刺激を先に見る</h2>
<p>お尻歩きは、犬が肛門周りの違和感を自分で何とかしようとする行動です。うんち後だけに起きるなら、便が毛に残った、軟便で皮膚がしみた、肛門周りが少し蒸れた、という身近な理由もあります。まずはティッシュで強くこすらず、ぬるま湯でやさしく流し、乾いたタオルで押さえるように水分を取ります。</p>
<p>Merck Veterinary Manualは、犬の直腸や肛門のトラブルとして肛門嚢の問題、炎症、腫瘍などを挙げています<sup>[1]</sup>。家庭で原因を決めつける必要はありません。見るべきなのは、繰り返し、痛み、腫れ、出血、におい、便の変化です。</p>

<h2>肛門腺の違和感は「におい」と「繰り返し」が手がかり</h2>
<p>肛門腺がたまると、お尻を床にこすりつける、しきりに舐める、尾の付け根を気にすることがあります。VCA Animal Hospitalsは、肛門嚢の病気で床にお尻をこする行動や舐める行動が見られることを説明しています<sup>[2]</sup>。魚のような強いにおいがする、触ると嫌がる、肛門の横がぷくっとしているなら、自宅で絞ろうとせず受診してください。</p>
<p>2024年11月、大阪の4歳のトイプードル「ミロ」は、トリミング後もお尻歩きが止まりませんでした。飼い主さんは「毛が短いからチクチクするのかも」と考えていましたが、診察では肛門腺の炎症がありました。清潔にしたのに続く違和感は、皮膚表面だけの問題とは限りません。</p>

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<h3>早めに動物病院へ相談したいサイン</h3>
<ul class="checklist">
<li>お尻歩きが1日に何度もある</li>
<li>肛門周りに赤み、腫れ、出血、膿のような汚れがある</li>
<li>強いにおいがする、触ると鳴く</li>
<li>下痢、嘔吐、食欲低下を伴う</li>
<li>子犬や多頭飼育で寄生虫の心配がある</li>
</ul>
</div>

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<p>お尻歩きの動画は、診察で役に立ちます。床にこする方向、回数、うんち直後かどうか、便の硬さを一緒にメモしておくと、肛門腺・皮膚・便の問題を切り分けやすくなります。</p>
</div>

<table class="symptom-table">
<thead><tr><th>見える変化</th><th>考えたいこと</th><th>家庭での初動</th></tr></thead>
<tbody>
<tr><td>便が毛に残る</td><td>軟便、長毛、拭き残し</td><td>ぬるま湯で洗い乾かす</td></tr>
<tr><td>魚のようなにおい</td><td>肛門腺の張りや炎症</td><td>無理に絞らず受診相談</td></tr>
<tr><td>肛門周りの赤み</td><td>皮膚炎、下痢後の刺激</td><td>写真を撮り舐め壊しを防ぐ</td></tr>
<tr><td>子犬で繰り返す</td><td>寄生虫や便の不安定さ</td><td>便を持参して受診する</td></tr>
</tbody>
</table>

<h2>寄生虫や下痢が絡む時は、便の記録が大切</h2>
<p>CAPCは犬の回虫など寄生虫について、便検査や予防の重要性を示しています<sup>[3]</sup>。AVMAも犬猫の内部寄生虫について、健康管理と獣医師への相談を案内しています<sup>[4]</sup>。お尻歩きだけで寄生虫とは言えませんが、子犬、保護犬、下痢が続く犬、多頭飼育では、便の写真や採便が診察の助けになります。</p>
<p>便がゆるい日は、肛門周りの皮膚がピリピリしやすくなります。洗ったあとに完全に乾かす、散歩後に濡れたままにしない、舐め続ける時はカラーを相談する。この地味な対策で悪化を防げることがあります。</p>

<h2>受診の目安と病院へ伝えること</h2>
<p>一度だけで、洗ったら止まり、肛門周りがきれいで便も普通なら、半日から1日ほど観察してよいことがあります。ただし、痛がる、腫れている、血がつく、何度も繰り返す場合は早めに相談してください。肛門腺の炎症や皮膚炎は、放っておくほど犬が舐め壊してしまいます。</p>
<p>病院へは、いつから、うんち前後のどちらか、便の硬さ、におい、食事変更、シャンプーやトリミングの有無を伝えます。写真や動画があると、診察台で再現しない行動も説明しやすいです。</p>

<h2>再発を減らす日常ケア</h2>
<p>長毛の犬は肛門周りの毛を短く整えると、便の残りが減ります。食事を急に変えた時は便がゆるくなりやすいため、数日かけて切り替えます。お尻を拭く時はアルコール入りの強いシートを避け、皮膚が赤い時は自己判断で薬を塗らないようにします。</p>
<p>肛門腺を毎回自宅で強く絞るのも避けたい対応です。力の向きが悪いと痛みや炎症につながることがあります。気になる頻度が高い犬は、トリマー任せにせず、動物病院で体質や皮膚状態も含めて相談しましょう。</p>

<h2>よくある質問</h2>
<details><summary>Q. うんち後に一回だけお尻歩きをしました。病院ですか？</summary><p>A. 洗って止まり、赤みや痛みがなく便も普通なら短時間の観察でよいことがあります。繰り返す、においが強い、腫れる時は相談してください。</p></details>
<details><summary>Q. 肛門腺を自分で絞ってもいいですか？</summary><p>A. 慣れていない場合はおすすめしません。痛み、炎症、腫れがある時に無理に触ると悪化することがあります。</p></details>
<details><summary>Q. お尻歩きは寄生虫のサインですか？</summary><p>A. 可能性の一つですが、それだけで決められません。子犬、下痢、多頭飼育、便に異物がある場合は便検査を相談しましょう。</p></details>
<details><summary>Q. 拭いたら赤くなりました。</summary><p>A. こすりすぎや下痢後の刺激で赤くなることがあります。やさしく洗って乾かし、舐める、腫れる、痛がる時は受診してください。</p></details>
<details><summary>Q. 何を記録すれば診察で役立ちますか？</summary><p>A. 動画、便の写真、回数、におい、食事変更、トリミング日、下痢や嘔吐の有無をメモすると伝わりやすくなります。</p></details>

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<h2>飼い主の声</h2>
<blockquote>「便が少し毛に残っていただけと思っていましたが、動画を見せたら肛門腺も診てもらえました。記録していてよかったです」（神奈川県・30代）</blockquote>
<blockquote>「強く拭いて赤くしてしまった経験があります。今はぬるま湯で洗って、続く時は早めに病院へ行くようにしました」（兵庫県・40代）</blockquote>
</div>

<h2>まとめ</h2>
<p>犬がうんち後にお尻歩きをする時は、便の残りで終わることもあれば、肛門腺や皮膚炎、寄生虫、下痢の刺激が隠れていることもあります。笑って済ませる前に、回数、におい、赤み、便の状態を見てください。洗って止まるのか、繰り返すのか。この差が判断の入口です。迷ったら動画と便の記録を持って、動物病院へ相談しましょう。</p>

<small class="disclaimer" style="display:block;margin-top:40px;padding:20px;background:#f5f5f5;border-radius:5px;font-size:12px;color:#666;line-height:1.6;">
  本記事はイヌラバ博士が監修した一般情報であり、個別の診断や治療に替わるものではありません。<br>
  愛犬に異常が見られた場合は、必ず獣医師へご相談ください。<br>
  当サイトおよび執筆者は、本記事の情報利用によって生じたいかなる損害についても一切の責任を負いかねます。
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## 参考文献

- [Merck Veterinary Manual - Disorders of the Rectum and Anus in Dogs](https://www.merckvetmanual.com/dog-owners/digestive-disorders-of-dogs/disorders-of-the-rectum-and-anus-in-dogs)（Merck Veterinary Manual）
- [VCA Animal Hospitals - Anal Sac Disease in Dogs](https://vcahospitals.com/know-your-pet/anal-sac-disease-in-dogs)（VCA Animal Hospitals）
- [CAPC - Canine Roundworm](https://capcvet.org/guidelines/ascarid/)（CAPC）
- [AVMA - Internal Parasites in Dogs and Cats](https://www.avma.org/resources-tools/pet-owners/petcare/internal-parasites-dogs-and-cats)（AVMA）

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本記事は一般的な情報提供であり、獣医師による診断・医療行為に代わるものではありません。急な悪化や強い異常がある場合は動物病院へ相談してください。
