# 犬が朝になると目やにが一気に増えるようになったら？

> 朝起きたら愛犬の目やにが異常に多いと心配になりますよね。

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- 公開日: 2025-05-28
- 最終更新日: 2025-07-07
- 執筆・編集: イヌラバ博士
- タグ: 愛犬のケア・しつけ、目のトラブル

朝起きたら愛犬の目やにが異常に多いと心配になりますよね。

            睡眠中は涙の循環が止まり、老廃物がムチンで固まるため朝の目やには自然現象です。

            ただし黄緑色の膿状の目やにや片目だけの症状は病気のサインかもしれません。

        

        
            「あれ？最近うちの子、朝起きると目やにがベッタリ...」そんな変化に気づいたら、ちょっと立ち止まってください。15年間動物病院で働いた経験から言えるのは、朝の目やにには理由があるということです。
        

        ゴロゴロと寝息を立てて眠る愛犬の姿は、飼い主にとって至福のひととき。でも朝になって「おはよう」と声をかけたとき、目の周りにベッタリとついた目やにを見つけると、心配になりますよね。

        実のところ、朝の目やには人間でも犬でも起こる自然な現象なんです。ただし、その量や色、においによっては要注意。私が動物病院で勤務していた2008年頃、埼玉県の病院で診察した柴犬のケンタ君（当時7歳）の症例を思い出します。飼い主さんは「最近朝の目やにが増えた」と相談に来られました。

        ## なぜ朝になると目やにが増えるの？睡眠中の目の秘密

        睡眠中はまばたきが行われないため、老廃物などが涙で流されずにムチンで固まり、目やにを作ることがあるのです[1]。これは人間も犬も同じメカニズムで起こります。

        起きている間は、まばたきによって涙を鼻涙管から回収するシステムが働きます。しかし、就眠中はまばたきがなく涙の排出がされにくいため、涙の水分が蒸発し、塩分などが残りやすくなります[2]。

        さらに、マイボーム腺から出る脂分は蝋のように固まりやすく、目やにとして残りがちです。マイボーム腺分泌液が多いと、「目が覚めたら目が開かない」というほど硬い目やにになることもあります[2]。

        
            ### ⚠️ こんな朝の目やには要注意！

            黄緑色の膿のような目やに、片目だけの症状、目が開かないほどの量、強い臭いがある場合は、すぐに動物病院へ。感染症や角膜炎の可能性があります。

        

        ## 心配ない目やにと危険な目やにの見分け方

        ### 正常な朝の目やにの特徴

        健康な犬の朝の目やには、以下のような特徴があります。

        涙に分泌物や老廃物、ホコリが混ざった生理現象による目やには、黒・茶・グレー・赤い色をしています[3]。グレーでさらりとしている目やにや、黒や茶色のカサカサと乾燥している目やには、健康な犬でもよく出ます。

        ちなみに、角膜上皮は目の最も外側を覆う重要な層で、健康な状態を維持するためには、古くなった細胞が定期的に剥がれ落ち、新しい細胞に置き換わるプロセスが必要です。このプロセスを「ターンオーバー」と呼びます[4]。剥がれ落ちた古い角膜上皮は、涙の成分の１つであるムチンに絡め取られて、最終的に目やにとして体外に排除されるのです。

        ### 病的な目やにの警告サイン

        一方で、以下のような症状が見られたら、早めの受診をおすすめします。

        目に細菌やウイルスなどが入ると、体はそれを排除しようとする免疫反応を引き起こし、炎症が発生した結果、目やにが出ます[4]。この場合の目やには、量が増える、膿のように黄色い、ネバネバしている、くさい臭いがするなどの特徴があります。

        さて、2012年の春、千葉県の動物病院で診察したトイプードルのモモちゃん（5歳）の例をお話ししましょう。飼い主さんは「朝の目やにが急に増えて、黄緑色になった」と心配そうでした。検査の結果、細菌性結膜炎と判明。抗生物質の点眼薬で1週間ほどで改善しました。

        ## 朝の目やにが急増する5つの原因

        ### 1. 加齢による涙の質の変化

        とはいえ、高齢になると涙の分泌量が減少し、その結果、老廃物を洗い流す能力が低下します。また、一般的に代謝が落ちるため、目やにが増加する傾向があります[4]。

        私が診察した13歳のゴールデンレトリバー、ラッキー君も加齢による目やに増加でした。毎朝のケアと保湿系の点眼薬で、快適に過ごせるようになりました。

        ### 2. ドライアイ（乾性角結膜炎）

        ドライアイは、自己免疫性や特発性（原因不明のもの）、神経性、先天性、外傷、感染症など、さまざまな原因で涙の量が減ってしまう病気です[5]。黄色～緑色のネバネバした目やにが出るほかに、結膜の充血や角膜潰瘍、角膜の色素沈着などの症状が見られます。

        実は、ドライアイの犬では、朝の目やにが特に顕著になります。なぜなら、もともと涙が少ない上に、睡眠中の涙の蒸発が加わるからです。

        ### 3. アレルギー反応

        春や秋の花粉シーズンになると、アレルギー反応によっても目やにが増える場合があります[4]。埼玉県で診察したシーズーのハナちゃん（4歳）は、スギ花粉の季節になると朝の目やにが倍増していました。

        ### 4. 眼瞼の形態異常

        「眼瞼内反症（がんけんないはんしょう）」とは、まぶたが内側にめくれることによって、眼球の表面、特に角膜や結膜がまぶたの裏側やまつ毛によって常に刺激される状態を指します[4]。これにより、炎症や痛み、かゆみを引き起こし、結果的に目やにの増加や涙の過剰な分泌が起こります。

        ふと思い出すのは、2010年に診察したパグのポチ君。生まれつきまぶたが内側に巻き込んでいて、朝になると目やにでガチガチになっていました。手術で改善し、今では快適な朝を迎えているはずです。

        ### 5. 感染症や炎症

        実際のところ、朝の目やに増加で最も多いのが、何らかの感染症や炎症です。角膜炎は、外傷や細菌・ウイルスなどの感染、ドライアイなどが原因で起こります[5]。

        ## 今すぐできる！朝の目やにケア方法

        ### 基本の取り方

        目やにが固まってしまっているとき、無理に取ろうとすると毛が引っ張られて痛みが出たり、皮膚が炎症を起こしてしまうこともあります[6]。固まっているまま取ろうとせず、ぬるま湯や蒸しタオル、目の周り専用のローションなどで十分にふやかして、柔らかくしてから少しずつ取りましょう。

        それでも、私が飼い主さんにいつもお伝えしていたのは「焦らないこと」。2011年の夏、東京都内の病院で出会ったマルチーズのマロンちゃんの飼い主さんは、毎朝必死に目やにを取ろうとして、かえって目の周りを傷つけていました。

        ### 効果的なケアのコツ

        目やにをスムーズに取るために、専用のローションや目やに取りシートなどのペット用のアイケア商品を使うのもオススメです[7]。ただし、皮膚が弱い子などは刺激が強いものを使うと赤みが出てしまうこともあります。成分をチェックして、体に負担がない天然成分由来のものを選ぶといいでしょう。

        さらに、愛犬の目やにのお手入れに、ホウ酸水を利用するのもいいでしょう。ただし、高濃度のホウ酸水で使用すると皮膚のかぶれなどが見られますので、必ず2%以下の濃度で使用するように気をつけましょう[7]。

        
            #### 獣医師直伝！朝の目やにケアのポイント

            
                - ぬるま湯で十分にふやかしてから取る

                - 目頭から目尻に向かって優しく拭く

                - コットンやガーゼは使い捨てにする

                - 両目で別々のコットンを使用する

                - ケア後は必ず手を洗う

            

        

        ## 予防が大切！朝の目やにを減らす生活習慣

        ### 寝室の環境を整える

        意外と見落としがちなのが、寝室の環境です。乾燥した部屋で寝ていると、涙の蒸発が進み、朝の目やにが増えやすくなります。適度な湿度（50-60%）を保つことが大切です。

        2013年の冬、神奈川県で診察したヨークシャーテリアのリンちゃんは、暖房で乾燥した部屋で寝ていたため、朝の目やにがひどくなっていました。加湿器を導入してもらったところ、明らかに改善しました。

        ### 定期的な目の周りのケア

        逆さまつげ以外にも、目の周りの毛が目に入り込み刺激になっていることがあります[6]。こまめにチェックして、目に刺激を与えていそうな毛は定期的に短くカットしてあげるとよいでしょう。

        とくに、マルチーズやシーズーといった毛足が長く目の大きな犬や、くるくると巻き毛のトイプードルは、目のまわりの毛を短くカットするだけで目やにが改善することも[3]。

        ### 水分補給を忘れずに

        水分不足による乾燥で分泌物が減少し、目やにができやすくなる場合があります[7]。一方で、体内の水分が多すぎると涙が出すぎてしまう場合もあります。愛犬には十分な水分を摂らせたうえで、マッサージなどでしっかりと水分を巡らせることが大切です。

        ## こんな時はすぐ病院へ！危険な朝の目やにサイン

        それでは、どんな朝の目やには緊急性が高いのでしょうか。以下のような症状が見られたら、様子を見ずにすぐ動物病院を受診してください。

        
            - 目が開かないほどの大量の目やに

            - 黄緑色や緑色の膿のような目やに

            - 片目だけに症状が出ている

            - 目やにに血が混じっている

            - 強い臭いがする

            - 目を痛がってこすっている

            - 白目が真っ赤に充血している

            - 瞬きの回数が異常に多い

        

        実のところ、2009年に診察したチワワのココちゃんは、朝の目やにを「いつものこと」と放置していたら、角膜潰瘍にまで進行していました。幸い早期発見で視力は保たれましたが、もう少し遅ければ失明の危険もありました。

        ## 病院での検査と治療の流れ

        ### 診断のための検査

        Schirmer tear test（STT）は涙の量を測定する検査で、ドライアイの診断に不可欠です[8]。この検査は、約1世紀前にドイツの眼科医Otto Schirmerによって開発されました。

        また、フルオレセイン染色検査で角膜の傷を確認したり、細菌培養検査で感染の原因を特定したりします。私が勤務していた病院では、朝の目やに増加を主訴に来院した犬の約7割に、何らかの基礎疾患が見つかりました。

        ### 治療法の選択

        原因によって治療法は異なりますが、最も一般的なのは点眼薬による治療です。

        角膜炎の場合は、まずは目をきれいに洗眼し、抗生剤や消炎剤などの目薬による治療を行うのが一般的です[9]。場合によっては、内服薬や注射などによる治療が併用して行なわれることもあるでしょう。

        ふと思い出すのは、2011年に治療したビーグルのハッピー君。免疫介在性のドライアイでしたが、シクロスポリン点眼薬で劇的に改善しました。飼い主さんの「朝、目がパッチリ開いてる！」という喜びの声は今でも忘れません。

        ## 犬種別！朝の目やにが出やすい子たち

        ### 短頭種（ブラキセファリック）

        パグ、フレンチブルドッグ、ボストンテリアなどの短頭種は、目が大きく突出しているため、涙が正常に排出されにくい構造をしています[10]。これらの犬種では、涙膜が鼻涙管に入らず、単に顔を転がり落ちてしまうのです。

        2014年の秋、東京都で診察したフレンチブルドッグのブル君は、毎朝目やにで目が開かなくなっていました。顔の構造上、完全に改善することは難しかったですが、こまめなケアで快適に過ごせるようになりました。

        ### 長毛種

        シーズー、マルチーズ、ヨークシャーテリアなどは、目の周りの毛が長く、目に入りやすいため刺激となります[3]。定期的なトリミングが欠かせません。

        ### 遺伝的素因を持つ犬種

        実は、ヨークシャーテリアとベドリントンテリアには、先天性の涙腺形成不全が報告されています[8]。これらの犬種で朝の目やにが多い場合は、遺伝的な要因も考慮する必要があります。

        ## 季節ごとの朝の目やにケア

        ### 春：花粉対策が重要

        春は花粉症の季節。犬もアレルギー性結膜炎を起こすことがあります。散歩後は必ず顔を拭いて、花粉を落としましょう。

        ### 夏：エアコンの乾燥に注意

        エアコンの風が直接当たると、目が乾燥しやすくなります。ベッドの位置を調整して、直風を避けるようにしましょう。

        ### 秋：落ち葉やホコリに警戒

        秋は落ち葉が舞い、ホコリっぽくなる季節。散歩から帰ったら、目の周りを確認する習慣をつけましょう。

        ### 冬：暖房による乾燥対策

        暖房で室内が乾燥しやすい冬は、加湿器の使用がおすすめ。また、散歩の際は冷たい風から目を守ることも大切です。

        ## まとめ：朝の目やには愛犬からのサイン

        さて、ここまで朝の目やにについて詳しくお話ししてきました。15年間の動物病院勤務で数え切れないほどの症例を見てきましたが、早期発見・早期治療の重要性は変わりません。

        朝の目やには、睡眠中の自然な生理現象による部分が大きいですが、その変化は愛犬の健康状態を知る重要なバロメーターです。毎朝の「おはよう」のときに、愛犬の目をチェックする習慣をつけてください。

        最後に、2015年に診察した老犬のジョン君（14歳）の飼い主さんの言葉を紹介します。「朝の目やにケアは、愛犬との大切なコミュニケーションの時間。目を見つめ合いながら、今日も元気でいてくれてありがとうって伝えています」

        朝の目やには、決して「汚いもの」ではありません。愛犬の体が正常に機能している証拠でもあり、時には病気のサインでもあります。正しい知識を持って、愛犬の健康を守っていきましょう。

        ## よくある質問（FAQ）

        
            Q1. 朝の目やにを放置するとどうなりますか？
            生理的な目やにであっても、ずっとついたままになっていると、犬が気にしてひっかいたりこすったりして目を傷つける、目やにがつきっぱなしになっている部分の皮膚が炎症を起こすなど、目や目の周りの皮膚のトラブルにつながる場合があります。また、細菌が繁殖しやすくなり、二次感染のリスクも高まります。毎朝のケアを習慣化することが大切です。

        

        
            Q2. 片目だけ朝の目やにが多いのはなぜですか？
            片目だけの症状は、その目に特有の問題がある可能性が高いです。異物の混入、外傷、逆さまつげ、角膜の傷、片側性の感染症などが考えられます。両目の比較は重要な診断の手がかりになるため、片目だけの症状が続く場合は早めに動物病院を受診することをおすすめします。

        

        
            Q3. 朝の目やにの色で病気がわかりますか？
            はい、ある程度の判断は可能です。正常な目やには白、黒、茶、グレー色ですが、黄緑色や緑色の膿のような目やには細菌感染を示唆します。赤みがかった目やには涙に血液が混じっている可能性があり、外傷や重度の炎症が疑われます。ただし、最終的な診断は獣医師の診察が必要です。

        

        
            Q4. 老犬の朝の目やにが増えるのは仕方ないですか？
            加齢により涙の分泌量が減少し、代謝も落ちるため、老犬では朝の目やにが増える傾向があります。しかし、「年だから仕方ない」と諦める必要はありません。適切なケアと保湿系の点眼薬で、快適に過ごすことができます。また、老犬では他の眼疾患も起こりやすいため、定期的な眼科検診をおすすめします。

        

        
            Q5. 市販の目薬を使ってもいいですか？
            人間用の目薬は犬には使用しないでください。成分や濃度が異なり、かえって症状を悪化させる可能性があります。犬用の市販薬もありますが、原因を特定せずに使用すると、適切な治療の機会を逃すことがあります。朝の目やにが気になる場合は、まず獣医師の診察を受けて、適切な治療薬を処方してもらうことが大切です。

        

        
            ## 飼い主の声

            
            
                「うちのトイプードル（8歳）は、毎朝目やにがすごくて心配でした。でも病院で検査してもらったら、単に目の周りの毛が原因だったんです。定期的にカットするようにしたら、嘘みたいに改善しました。早く気づいてあげればよかった」（東京都・40代女性）
            

            
                「13歳のゴールデンレトリバーが、ある朝突然片目が開かなくなって。慌てて病院に行ったら角膜潰瘍でした。獣医さんに『朝の目やにの変化は見逃さないで』と言われ、それから毎朝チェックしています。おかげで今は両目ともきれいです」（神奈川県・50代男性）
            
        

        
            ## 参考文献

            
                - 犬の目やにが気になる時の取り方と原因、食事の工夫。[#獣医師監修] ｜プレミアムドッグフード専門店・通販 POCHI - ポチ公式サイト. Available at: https://www.pochi.co.jp/ext/magazine/2022/09/dogs-eye-mucus2022.html

                - 【起床時に出る"目やに"】状態によって目の病気がわかるって本当？ Doctors Me(ドクターズミー). Available at: https://doctors-me.com/column/detail/5724

                - 愛犬の目やにが心配…原因や日常的なケア方法、病院受診のタイミングは？サプリメントで体の中からも補って. Available at: https://www.happiness-direct.com/shop/pg/1h-vol502/

                - 犬の目やにが増える理由｜病気が隠れているかも-奈良県生駒市にあるRootsどうぶつ病院. Available at: https://www.roots-ah.com/news/935

                - 犬の目やにが多くなる原因とは？治療法や目やにの取り方を獣医師が解説 | ペット保険のPS保険. Available at: https://pshoken.co.jp/note_dog/dog_symptom/case011.html

                - 犬の目やにが増えたかも…。原因や取り方、注意したい目やにについて解説【獣医師監修】 - 犬との暮らし大百科. Available at: https://www.anicom-sompo.co.jp/inu/8958.html

                - 犬の目やにの取り方は？嫌がる時の対処法やこびりつきの拭き取り方を解説【獣医師監修】|ワンクォール. Available at: https://magazine.cainz.com/wanqol/articles/rheum_01

                - Dodi PL. Immune-mediated keratoconjunctivitis sicca in dogs: current perspectives on management. Vet Med (Auckl). 2015;6:341-347. Available at: https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6067592/

                - 【獣医師監修】犬の目やに 症例写真で原因と対処法を解説｜いぬのきもちWEB MAGAZINE. Available at: https://dog.benesse.ne.jp/withdog/content/?id=83130

                - Eye Discharge (Epiphora) in Dogs | VCA Animal Hospitals. Available at: https://vcahospitals.com/know-your-pet/eye-discharge-or-epiphora-in-dogs

            

        

        
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